涼を求めて

竹藪を下っていくと長い階段がある。その階段を真ん中ほどまで下るとヒンヤリとした空気になってくる。

両側を切り立ったといってもとがった岩肌ではなく、長い年月でゆっくり水に削られた感のある曲面の壁が広がる。

壁と伝って流れる水がいたるところで滝のようになって水を落とす。

霧状になった水が渓谷を満たしている、それを光が差し込んだときにできる光芒が見せてくれる。

 

,渓谷

Posted by alankiy